2014年7月10日木曜日

台風の渦巻き

先日に続き、台風ネタです。

台風の渦巻きの向きには法則があります。


天気予報の衛星画像などで台風の姿を見てみると日本に接近する台風は全て左巻きであることに気付くと思います。

  衛星画像(2014年7月6日12:30)

北半球の台風は全て左巻き、その反対に南半球の台風は全て右巻きになります。台風だけでなく、竜巻も同様で、北半球は左巻き、南半球は右巻きです。

これは、「コリオリの力」が影響しており、北半球と南半球では地球の自転方向が違うために台風の渦の向きも逆になってしまいます。

「コリオリの力」は、球体である地球が自転しているために生じます。つまり、球体である地球が自転しているため、仮に地球上の2つの同じ物体が静止していたとしても、赤道上にある物体の方が、極地にある物体の方よりも地球の自転方向に大きな速度で運動をすることになります。

この「コリオリの力」は、北半球では進行方向に対して右向きに働きます。台風の渦が反時計回りになるのは、風が中心に向かって進む際にこの進行方向右向きのコリオリの力を受けるためです。

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